留学を考えてる人

『社会人留学をした人の動機、きっかけ、過程、苦労話って何だろう?』『社会人留学をした人の体験談が聞きたい。』

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 留学した動機はアメリカでの博士号取得
  • 留学したきっかけは先輩・教授からのすすめ
  • 留学した時の過程は留学エージェントを通して
  • 留学した時の苦労話は資金作りと入学プロセス

 

この記事を書いている僕は日本で修士を卒業した後、語学学校→大学3年時に編入→大学院博士課程を卒業しました。

というわけで、今回は『社会人留学の動機、きっかけ、過程、苦労話について、僕の体験談』をお話しします。
『社会人留学をした人の動機、きっかけ、過程、苦労話って何だろう?』『社会人留学をした人の体験談が聞きたい。』など疑問に思う人は、ぜひ記事をご覧ください。

留学した動機はアメリカでの博士号取得



僕が社会人留学した動機はアメリカで博士号を取得したかったためです。


アメリカで博士号取得を希望した理由は2つありました。

よりレベルアップした厳しい環境で博士号取得を希望



博士課程を大学、大学院(修士)と同じ研究室でもできましたが、修士までとは全く別の、よりレベルカップした厳しい環境でやりたいと思ったのです。そこで、一番厳しい環境はと考えたときに出た答えが、海外での博士号取得でしたね。

加えて、博士課程での研究内容の変更を希望



もともと僕は修士まで化学を専攻しておりましたが、博士課程では、できればより生物化学に近いテーマでの研究を行いたかったのです。その変更をより行いやすいと思ったのが、海外での博士課程でした。


以上、キャリアアップとキャリアチェンジを考慮した2つの理由から、僕はアメリカの大学院での博士号取得になりましたね。

留学したきっかけは先輩・教授からのすすめ



僕が留学したきっかけは留学経験のある教授や留学予定の先輩からのすすめがあったからです。


ぶっちゃけ、この先輩や教授からのすすめ(後押し)がなければ僕が留学することはなかったと思います。


当時、漠然と博士課程への留学を考えていた僕は、学科の中でアメリカに留学経験のあるM教授に相談に行きました。内心、何を言われるかビクビクしながら、教授部屋のドアをノックしました。そして、自分がアメリカで博士号を取得したい旨を相談したところ、教授から帰ってきた言葉は
『ぜひ挑戦してみろ。』
でした。


そして嬉しいことに
『君と同じように来年アメリカの博士課程に行く奴が物質工学科にいるから紹介してやるよ』
とまで言ってくれたのです。


そして、物質工学科のO先輩にも相談させて頂き、O先輩からは、
『僕は州立メリーランド大学の大学院に行くよ。君も頑張って。』
との励ましを頂きました。


やはり、留学経験者や留学予定者からの励ましや後押しはとても重く、それらなくして、僕の留学は実現しなかったと今でも実感しています。

留学した時の過程は留学エージェントを通して



留学に関して全く知識のなかった僕は、ジオスという英会話学校の留学エージェントシステムを使ってとりあえず渡米しました。


なので、僕の留学スタートは語学学校からです。


しかし、実際に大学院へ入学した方法は、そのエージェントから教わったのではなく、当時僕の英会話を担当していた英会話の先生から教わったのです。


英会話の先生も留学経験者であり、彼女が建てた作戦は、


1.今の英語力では専攻を変えての博士課程留学は無理

2.まずは、大学3年から自分が博士課程でやりたい専攻で編入

3.最優秀成績者で学科を卒業

4.博士課程へ入学


でした。


偶然にも出会った英会話教師の先生から教えてもらった留学プロセスで、僕は大学院へ入学しました。具体的には、


1.州立モンタナ大学(微生物学科)へ3年次から編入

2.最優秀成績者で学科を卒業

3.州立アイオワ大学医学部の博士課程に入学


でした。今から考えると、留学エージェントを通してのプロセスではなく、彼女が建ててくれたプロセスに従い留学を成功させたことになりましたね。

留学した時の苦労話は資金作りと入学プロセス



留学する時の苦労は、ほとんどの場合において、留学資金作りと入学までのプロセスが壁になるのではと思います。僕の場合も留学資金作りと入学プロセスが壁になっていました。

留学資金作り



上記でお話しした通り、僕は大学へ3年次から編入しましたし、その前に2カ月程語学学校にも行きました。よって、その費用を捻出しなければいけませんでした。渡米前にちょっとの貯金はありましたが、会社勤めをしていたわけではなかったので、留学資金全額なんて、とてもまかなう事はできませんでした。


僕は泣く泣く、親に『編入する大学を卒業するまでは、援助してもらいたい。その後の大学院は自分でなんとかするから』と頭を下げました。


すると僕の親は、『分かった。では大学卒業までは援助する。その後の大学院は自分でやりなさい』と言ってくれました。


実際のところ、僕はO先輩から、アメリカの大学院(博士課程)では、授業料、健康保険、生活費が担当教授から援助してもらえることを聞いて、調べていました。


つまり返済無しの全額奨学金で行けることを知っていたのです。


結果的に、なんとか博士課程に入学できた僕は作戦通り、博士号を取得するまで奨学金で通う事が出来ました。その間で貯金したお金は、帰国後親に返しました(出してもらった額には足りなかったですけど)。


留学は先立つものがないとできないのは事実なので、留学資金つくりに目途を立てるのは、一番最初に行う、最も重要な事だと思います。社会人が学生と比べて、圧倒的に有利なのは『留学の自己資金がある』点だと思いますので、そのアドバンテージを生かして社会人留学を目指している皆さんには頑張って欲しいです。

入学プロセス



初めての留学ともなると、どこから何をスタートさせれば良いか分かりませんよね。そこで、留学エージェントを活用する方も多いかと思います。


僕も最初は留学エージェントを通してやった人なので偉そうなことは言えないのですが、僕なりの意見でお話しさせて頂きますね。


率直なところ、『留学エージェントを使わなくても留学は十分できる』ことをお伝えしたいです。留学エージェントを通すデメリットは僕が思いつとこ二つあり、


・高額であること

・エージェントがヘルプしてくれるのは留学するまで。(現地に行ってからはすべて自分でやらなければいけない)


当然のことながら皆さんできるだけ安く留学したですよね。であれば、留学エージェントを通さずに留学の手配を自分で行うほうが良いと思います。ラッキーなことに、今はインターネットで何でも調べられる時代ですので、事前情報は十分手に入るはずだし、突っ込んだことを聞きたければ直接メールや電話で不明点はクリアにできるはずです。


また、留学エージェントが留学の手伝いをしてくれるのは基本留学するまでです。現地に行ってからは自分ですべてやらなければいけません。であれば、日本で準備するところから自分でやってしまったほうが断然安く済みます。


僕の経験でも、留学前はエージェント頼りでしたが、いざ現地に入ってからは自分ですべて対応しましたし、できましたので。


留学前準備もすべて自分でやればよかったというのが僕の所感です。これから社会人で留学される方は、日本での留学準備のプロセスを含めて、ワクワク楽しみながらやってもらいたいですね。


いかがだったでしょうか?


今回は僕の留学体験談として、留学の動機、きっかけ、過程、苦労話についてお話させていただきました。この記事が少しでも留学を目指す皆さんの参考になれば幸いです。


というわけで今回は以上です。

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