
『社会人留学のメリット・デメリットって?』
『社会人留学をメリットにできる人とデメリットにしてしまう人の違いは?』
『社会人留学をメリットにするための方法とは?』
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 社会人留学のメリットは、英語力、視野拡大、チャレンジング精神などがキャリアップにつながること
- 社会人留学をメリットにできる人とデメリットにしてしまう人の違いは、目的意識、積極性、留学前の情報収集
- 社会人留学をメリットにする方法は、留学で得られるメリットで予測されるデメリットを克服すること
この記事を書いている僕は日本での就業経験0でしたが、留学後日本で就職しました。

社会人留学のメリット・デメリットって?
社会人留学のメリットは、
・英語力強化がキャリアアップにつながる
・視野が広がり、前職の経験を活かしたキャリアチェンジに挑戦できる
こと。
一方でデメリットは、
・帰国後の再就職が難しくなる
ことでしょう。
社会人留学を考えている方は、『メリットとデメリットのどちらが大きいか?』で留学の判断をしようと思われているのではないですか?
僕の経験上、『メリットとデメリットのどちらが大きいか?』というよりは、社会人留学をメリットにできる人とデメリットにしてしまう人がいて、メリットにできる人とデメリットにしてしまう人には明らかに違いがあります。
その違いを説明したいと思います。
社会人留学をメリットにできる人とデメリットにしてしまう人の違いは?
明確な目的・目標を持って留学に臨んでいるか?
社会人留学をメリットにできる人は、『明確な目的・目標』をもって留学に来ています。例えば、
・英語力を向上させる
・自分の興味ある分野の知識を取得する
・興味のある事にはすべてチャレンジしてみる
などです。明確な目標を持って留学に臨めば、自然と留学生活にも積極性が生まれ、結果として英語力、興味のある分野の知識習得、チャレンジング精神なども格段と成長します。
一方で、デメリットにしてしまう人の典型的な留学スタンスは、
『とりあえず、昔からの夢だったので留学しました。』です。
このスタンスの留学では、『なんとなく海外で生活し、あっという間に留学期間が終了』。
気づいてみれば『夢のような留学から、現実の世界に引き戻される』ディズニーランドシンドロームをもろに味わい、残されたのは、再就職の試練になります。
大学生の短期留学であれば問題ありませんが、社会人の貴重な時間と費用を使っての留学では失敗例になってしまいます。
積極的な姿勢で留学に臨んでいるか?
留学において、『積極的な姿勢』は最重要項目と言えます。
・失敗を恐れず、どんどんネイティブスピーカーと会話する。
・失敗を恐れず、興味ある事にはどんどん挑戦する。
・失敗を恐れず、友達を増やし、人間関係の輪を広げていく。
せっかく、貴重なお金と時間を使っての留学なのですから、失敗など気にせずに『がんがん挑戦する』することが重要です。
留学をメリットにできる人達は皆、超積極的なのです。
一方で、失敗を恐れて何も挑戦しない留学生は、
『英会話に失敗するのが怖いので、日本人同士でつるみ、人間関係の輪を狭め、遊びまくる。』
これでは、日本にいるのと変わらない生活を海外で送るようなもの。
何も得られないような留学になってしまい、留学をデメリットにしてしまいます。
留学は失敗から学ぶ方がより価値の高い経験を得られることが多いので、『失敗を恐れて、挑戦しないことが一番の失敗』なのです。
すでに社会人を経験している人であれば、学生よりも打たれ強いはず。その強みを生かして、失敗を楽しむ気持ちで留学に臨みましょう。
充分な情報収集を行ったうえで留学に臨んでいるか?
意欲満々で臨んだ社会人留学。しかし、ふたを開けてみれば、
『日本人の学生だらけのクラスで飛び交うのは日本語』
『英語を使う機会もほとんどなく、海外留学した意味がなかった。』
なんてこともよくあります。
これは、留学前の情報収集不足が招いてしまう悲劇です。
留学の時間はあっという間に過ぎて行ってしまいます。あらかじめ自分が参加するプログラムの詳細を把握し、留学に臨むことが留学の効果を最大化させる秘訣です。
留学をメリットにできる人は、留学前の計画段階から、しっかりと自分の得たいゴールとその達成に沿った留学スタイル(プログラム)を調べています。
一方で留学をデメリットのしてしまう人は、すべて留学エージェント任せ、自分で自分が参加するプログラムの詳細を知ろうともしない人が多いです。
自分がお金と時間を費やして参加するプログラムの詳細を、自分自身で確認することは社会人として常識ですよね。
社会人留学をメリットにするための方法とは?
ずばり、社会人留学をメリットにする方法は、『留学で得られるメリットで予測されるデメリットを克服する』ことです。
つまり、『留学で得られる英語力、視野拡大、チャレンジング精神と前職の経験を、キャリアップ、キャリアチェンジに生かす形で再就職を行う。』
例えば、キャリアップを図るなら
前職が人事・人材関係であれば、留学後に人事・人材関係の海外部門や外資系の人材企業に就職など。
前職の経験に、留学で得た語学力やグローバル的な視野の強みを生かした就職になりますね。
もしくは、キャリアチェンジを図るなら
前職が営業職(広告関係)であれば、留学後は留学中にインターンシップを行った業種に転職など。
前職で得た営業スキルに合わせて、留学で得た語学力やインターンシップの経験を生かした転職になりますね。
ちなみに僕の就職経験をお話ししますと
留学前の日本での就業経験は0でした。アメリカの大学院のライフサイエンス系で博士号取得後に日本での就職活動を行い、新薬の臨床検査を行う外資系企業に就職できました。
日本での就業経験が0で、当時年齢も30を超えていましたので、かなりヤバかったのですが、どうにか就職できました。
僕の経験でも、得られたメリット『英語力、ライフサイエンス系の専門知識、海外で得たチャレンジ精神やコミュニケーション能力』でデメリット『社会人留学後の就職が困難であること』を克服できたのだと思います。
まとめ
今回は、『社会人留学をメリットにできる人、デメリットにしてしまう人』の違いについてお話ししました。
・社会人留学をメリットにできる人は
1.目標・目的を持って留学に臨む
2.積極性を持って留学に臨む
3.充分な情報収集を行ったうえで留学に臨む
・社会人留学をメリットにするための方法は
留学で得られるメリットで予測されるデメリットを克服すること。
具体的には、留学で得られる英語力、視野の拡大、チャレンジング精神と前職での経験を就職に活用すること。
でした。
いかがだったでしょうか?
社会人留学に臨む皆さんが、留学で最大限のメリットを取得し、将来のキャリアップ、キャリアチェンジに成功されることを期待していますね。
というわけで今回は以上です。