
『語学留学するにはおすすめの国は? 』『正規留学におすすめの国は? 』『実際に留学した人がおすすめする国は?』
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- アメリカ英語を学びたければ、アメリカかカナダ
- バイトしながら英語を学びたければオーストラリアかニュージーランド
- 低予算での留学を望むなら、フィリピン
- 正規留学におススメなのは断然アメリカ
この記事を書いている僕はアメリカの語学学校に留学後、州立大学に編入、卒業後、州立大学院で博士号を取得し、留学年数は9年です。

【社会人留学】語学留学するにはおすすめの国は?
『語学留学であれば、基本的は留学したい国に留学すべし』なのですが、いくつかの点でおススメできる国があるのでそれをご紹介しますね。
アメリカ英語を学びたければ
基本的には、英語圏の国であればどこの国に留学しても、英語は学べます。
でも、日本で主流になっているアメリカ英語を学びたければ、アメリカかカナダ。
カナダはアメリカよりも、留学費用、生活コストのどちらも安く抑えられ、治安の面でも安心。
アメリカ留学は、【社会人留学】語学留学の費用っていくらかかる?安くするコツってあるの?でお伝えしたようにアメリカなりの魅力があります。
が、どうしてもアメリカで留学したいというこだわりがなければ、カナダをおススメしますね。
バイトしながら英語を学びたければ
もし、あなたが語学留学しながら、留学先でのアルバイトを希望するなら、オーストラリアかニュージーランド。
これらの国は、ワーキングホリデービザなしでも、語学留学の学生ビザを所有していればアルバイトをすることができます。
オーストラリアでは、2週間で40時間まで、ニュージーランドでは週20時間までアルバイトが許容されています。
アルバイトすることで、お金が稼げる以外に
1.語学学校で学んだ英語を即実践することができる
2.いろいろな人達と出会いがあり、人脈を広げられる
などのメリットはたくさん学ぶことができますよ。
ということで、アルバイトしながら英語を学びたければオーストラリアかニュージーランドがおススメですね。
語学学校に通いながら、働くとなると時間管理が大変になると思いますが、それをうまくコントロールできるのであれば是非挑戦してみてください。
留学費用を抑えたければ
低予算での留学を望むなら、フィリピンがおススメです。
これも、【社会人留学】語学留学の費用っていくらかかる?安くするコツってあるの?でお伝えしましたが、アメリカ留学やイギリス留学と比べて、フィリピン留学であれば低予算で留学できる事がお分かりいただけます。
低予算で留学できるメリットに加えて、フィリピン留学のもう一つのメリットは、マンツーマン授業が多い点です。
マンツーマン授業であれば、生徒のレベルにあった授業が設定されるため、英語初心者でも臆することなく英語が楽しく学べる環境です。日本人にはぴったりの英語学習環境ですね。
ということで、低予算での留学とマンツーマンでの授業を望むならフィリピンがおススメですね。
【社会人留学】正規留学におすすめの国は?
正規留学におススメなのは断然アメリカです。
僕が正規留学(大学、大学院)にアメリカをおススメする理由は、
1. 大学、大学院の数が多く入学しやすい。
2. 編入、専攻の変更などがフレキシブルにできる。
3. 奨学金制度が充実している。
大学、大学院の数が多く入学しやすい。
アメリカには約4600の大学が存在しており、アメリカ人のみならず、全世界の留学生に対して門戸を開いています。
アメリカと比べ、カナダやオーストラリアは大学数が少ないため、やはり自国の学生をメインに入学させ、留学生にとっては狭き門となっています。
アメリカは大学数の多さに裏付けされるように、多彩なプログラムが存在します。そのため、『あなたが学びたい内容にマッチするプログラム』を必ず見つける事ができます。
学びたい内容が必ず存在する多彩なプログラムと世界最先端レベルの質の高さが、世界中から留学生をアメリカに引き付ける魅力ですね。
編入、専攻の変更などがフレキシブルにできる。
アメリカの大学においては、メジャーチェンジと呼ばれる専攻の変更が容易にできます。
なので、大学入学時には何を専攻にしたいかわからなくても、学んでいくうちに自分の興味をみつけ、それに合った専攻が選べる柔軟性があります。また、自分の興味・やりたい事が変わり、専攻を変更したい時にも容易にできるシステムになっています。
加えて、編入や転校に応じて、それまでに取得した単位が変換できる互換性の柔軟さを備えているのもアメリカの大学の特徴ですね。
奨学金制度が充実している。
奨学金を潤沢に提供しているのは、なんといってもアメリカ。
アメリカは世界最高の教育レベルは今更言うまでもないが、その教育に対する投資でも、潤沢な奨学金制度やFinancial aidを提供し、アメリカの教育をバックアップしています。
アメリカの大学、大学院が提供する奨学金システムに関しては、【社会人留学】社会人の留学でもらえる返済不要の奨学金ってあるの?にて説明しているのでそちらをチェックしてください。
大学留学において、留学生が狙える奨学金は成績優秀者がもらえるMerit-basedの奨学金。但し、すべての大学で奨学金システムが存在するわけではないので、どこの大学が留学生に対して奨学金システムを提供しているかをチェックしてみましょう。チェックの仕方についても、【社会人留学】社会人の留学でもらえる返済不要の奨学金ってあるの?を参照してください。
大学院においては、さらに充実した奨学金制度を備えているのがアメリカ。大学院の奨学金制度に関しても、【社会人留学】社会人の留学でもらえる返済不要の奨学金ってあるの?で解説しているので、読んでみてください。
【社会人留学】僕が留学にアメリカを選んだ理由と留学体験談
僕がアメリカ留学を選んだ理由は、
1. 専攻を変えての大学編入がしやすかった
2. 世界最先端の大学院で奨学金をもらいながら研究したかった
この二つです。よって、最初は大学編入のために大学付属の語学学校へ4カ月ほど語学留学しました。
専攻を変えての大学編入
僕の日本での専攻は化学でしたが、もし大学院の博士課程に行くなら化学の知識を生物や生命科学へ応用したという思いがありました。
そうなると、日本の博士課程に専攻を変えて進学するのは難しかったのです。
『少し時間は掛かるが、まずは生物分野の専門知識をつけてから、大学院へのアプローチをしよう』と考え、大学編入→大学院博士課程進学の計画を立てました。
そうなると、アメリカでの選択肢が僕にとっては最も好都合だったのです。
州立大学編入後、大学在学中はシャカリキに勉強し、4年生の後半は生化学の研究室で研究活動も行いました。結果として、学科内最優秀成績者として卒業することができましたが、奨学金への申請は行いませんでした。
僕が留学中に感じたことは、おそらく奨学金システムは州立大学よりも私立大学のほうが充実しているような気がします。これは、私立大学の特に名門校は寄付などによって奨学金が充実していることが多いためです。ですので、Merit-basedの奨学金を狙うなら、名門校は難関ですが挑戦してみる価値はあると思いますよ。
世界最先端レベルの大学院で奨学金をもらいながら研究
僕は『どこで博士号を取得するのか?』にこだわりました。なぜなら、『研究者としてのトレーニングをどこで行うか』は非常に重要であると考えたからです。その結果、僕はアメリカの大学院を選択しました。
なぜなら、アメリカの大学院は、
1. 研究だけでなくコースワークやcomprehensive examを通し、研究者を育てる教育体制が整っている
2.世界最先端レベルの大学院である
3.奨学金システムが充実している
僕が実際に留学して、経験した感想は、1,2,3はどれも予想通りでした。しっかりとした研究者を育てる教育システム、世界最先端レベルの研究、そして大学院生に金銭的な負担をかけることなく、研究に集中させるための充実した奨学金制度、さすがはアメリカの世界最高レベルの教育制度だと実感できました。
アメリカへの大学院留学を希望される方は、ぜひ挑戦してみてください。僕が自信を持っておススメできますよ。
まとめ
今回は、留学体験者の僕が『社会人留学にはどの国がおすすめか?』について本音でお話し、まとめると
1. アメリカ英語を学ぶ語学留学ならカナダがおススメ
2. バイトしながらの語学留学ならオースラリアかニュージーランドがおススメ
3. 留学費用を抑えて、マンツーマン授業を希望する語学留学ならフィリピンがおススメ
4. 大学や大学院への正規留学なら、アメリカがおススメ
でした。
いかがだったでしょうか?
留学先を決める事は、不安とワクワクが入り混じった感覚になりますが、その不安とワクワクが入り混じった感覚こそが留学の醍醐味でもありますので、楽しみながらやってみましょう。
というわけで、今回は以上になります。